LDAC VS aptx HD
コーデックの種類
LDACは、ソニーが開発したプロプライエタリなオーディオコーデックであり、aptX HDは、クアルコムが開発したプロプライエタリなオーディオコーデックです。
サンプリング周波数とビットレート
LDACは、最大96 kHzのサンプリング周波数と最大990 kbpsのビットレートをサポートしており、aptX HDは、最大48 kHzのサンプリング周波数と最大576 kbpsのビットレートをサポートしています。つまり、LDACはより高いサンプリング周波数とビットレートを提供し、より高品質な音楽ストリーミングを可能にします。
エンコード方式
LDACは、オーディオデータを圧縮する際に、アダプティブビットレートエンコードを使用します。これは、周波数の高い音が含まれている場合にはより高いビットレートを使い、周波数の低い音が含まれている場合にはより低いビットレートを使うことで、音楽ストリーミングの品質を最適化するためのエンコード方式です。一方、aptX HDは、固定ビットレートエンコードを使用します。つまり、エンコードされた音楽ファイルのビットレートは、常に同じ値になります。
対応デバイス
LDACは、ソニーのワイヤレスヘッドフォンやスピーカーなど、一部のソニー製品に搭載されています。一方、aptX HDは、一部のAndroidスマートフォンやワイヤレスヘッドフォン、スピーカーなどに搭載されています。つまり、LDACは主にソニー製品で使用され、aptX HDは主にAndroidデバイスで使用されます。
エラー訂正
LDACは、エラー訂正機能を備えており、Bluetooth接続が不安定な場合でも音楽ストリーミングの品質を維持することができます。一方、aptX HDには、エラー訂正機能はありません。
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